令和 万葉集 5巻より

2019.04.01 Monday 13:54
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    万葉集 5巻序訓 
    天平二年正月十三日に、帥の老の宅に萃(あつ)まりて、宴會を申く。

    時、初春の令月(れいげつ)にして、氣淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かをら)す。加以(しかのみにあらず)、曙の嶺に雲移り、松は羅(うすもの)を掛けて盖(きぬがさ)を傾け、夕の岫(くき)に霧結び、鳥は穀(うすもの)に封(こ)められて林に迷ふ。庭には新蝶(しんてふ)舞ひ、空には故鴈歸る。於是、天を盖(きにがさ)とし地を坐とし、膝を促け觴(さかずき)を飛ばす。言を一室の裏(うち)に忘れ、衿を煙霞の外に開く。淡然と自ら放(ほしきさま)にし、快然と自ら足る。若し翰苑(かんゑん)に非ずは、何を以ちて情を壚(の)べむ。詩に落梅の篇を紀(しる)す。古(いにしへ)と今とそれ何そ異ならむ。宜しく園の梅を賦(ふ)して聊(いささ)かに短詠を成すべし。

    竹取爺と万葉集のお勉強 という私のお気に入りのサイトページがあります。
    その竹取爺さんのブログからの抜粋
     
    歌意も載っているので 紹介させていただきます。


    天平二年正月十三日に、大宰の帥の旅人の宅に集まって、宴会を開いた。

    時期は、初春のよき月夜で、空気は澄んで風は和ぎ、梅は美女が鏡の前で白粉で装うように花を開き、

    梅の香りは身を飾った衣に香を薫ませたような匂いを漂わせている。

    それだけでなく、曙に染まる嶺に雲が移り行き、松はその枝に羅を掛け、

    またその枝葉を笠のように傾け、

    夕べの谷あいには霧が立ち込め、鳥は薄霧に遮られて林の中で迷い鳴く。

    庭には新蝶が舞ひ、空には故鴈が北に帰る。

    ここに、

    天を立派な覆いとし大地を座敷とし、お互いの膝を近づけ酒を酌み交わす。

    心を通わせて、

    他人行儀の声を掛け合う言葉を部屋の片隅に忘れ、

    正しく整えた衿を大自然に向かってくつろげて広げる。

    淡々と心の趣くままに振る舞い、快くおのおのが満ち足りている。

    これを書に表すことが出来ないのなら、どのようにこの感情を表すことが出来るだろう。

    漢詩に落梅の詩篇がある。

    感情を表すのに漢詩が作られた昔と和歌の今とで何が違うだろう。

    よろしく庭の梅を詠んで、いささかの大和歌を作ろうではないか。


    これは万葉集巻5に 集められている「梅の花をテーマに歌った32首」の序文です。
    この序文から引用された新元号 令和。

    和歌うた れいわ・・令和 梅花 32首 もうすでにメロディが下りて・・・
    写真は、鳥取の因幡万葉歴史館でのコンサート後の記念撮影
    category:- | by:早苗NENEcomments(0)trackbacks(0)
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